2016/02/04

メンズ本革ライダーズ襟のお直しオーダー

お客様のとてもリッチな本革バイクライダーズジャケット


スタンドカラーがお嫌いらしい

スタンドカラーの高さを1cm位にお直しお願いします

とのオーダーです


とても厚いしっかりしたでもやわらかいスムース革

ちょっと大変なお仕事になりそうです


お客様がボタンやさんですでにアメリカンホック外しを頼んでいらした


ええ、こういうものには特にしっかり付けてあるはずだから

私では外すのは難しい


さてどうやりましょうか。。。

今回はすべて手縫いです



まず襟を外します

裏付なので裏生地の脇を半分ほどいてそこからひっくりかえしましょう


襟はそのままステッチの入っている部分を使います

襟の高さを1cmとのご要望

すでに縫い代が1cm入っているのでそれをぎりぎりにカット

そして 目打ちで1cmの縫う箇所にずっと針穴を開けていきます


本当はトンカチでたたくのだけれど穴が開きすぎてしまうので

手で押しながら開けていきます

う~ん大変です!

20番の糸2本どりで襟を付けていきます

右前完成!

で左前途中までやってジッパーを閉めてみて気が付いた

襟の高さが合いません。。。。。困った。。。。。


さすが Made in USA アメリカンの仕事のアバウトさ 

気が付けばよかった

お客様にお伺いしたら

「合わせの上をカットしちゃってください

そうすれば多少の高さの違いもわからないです!」とのこと


右前をほどいて襟端カットしてのやり直しです

お直しをする時、ステッチなどのある服で糸の色がない時などは

ほどいた糸をこのようにとっておいてそれを使う時があります


もちろん小さな部分を縫うぐらいしか糸を残すことはできませんが。。。


この革ジャンはとても重く厚いです

ひっくり返して裏生地の脇から縫っているのでは

裏生地が破れてしまう恐れがありそうです

では針目をすくって縫い付けましょう

襟吊りも付け直して


裏生地脇を手縫いで閉じて わーい完成です


襟の高さの違いもそれほど気にならなくなりました


お客様も大満足!!!

苦労した甲斐がありました


ご依頼ありがとうございました

また何でもご相談ください

お待ちしていま~す








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